激動の六本木ヒルズ時代!楽天大同窓会に参加して思ったこと、思い出したことのお話

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先日、楽天株式会社のヒルズ時代メンバー同窓会に参加させて頂きました。参加人数は100名を超えるすごい会でした。

 

独立して成功されている方や、有名企業の役員や管理職になっていたりと活躍されている方ばかりで非常に刺激を受けました。

 


私は2005年4月に新卒で入社して、仙台へ転勤する2006年12月まで六本木ヒルズ勤務でそこまで長くなかったのですが、参加されている方はほとんど分かりました。


仕事で関わることがない方も多かったのですが、それでも分かるのでまだ現在のような大企業という感じはなかったのかなと思います。


参加者の方は本当にパワフルでなんというか人間力が凄いです。思い出話に花が咲くので盛り上がるというのを差し引いてもエネルギッシュです。

 

私が出会ったのが12年も前のなので、当時は20代、30代前半という方も多くてその方々が100%どころか120%全開でパワーを出して労働時間も長かったので、すごい結果が出る訳です。


参加した1人はこう言っていました。

楽天を辞めて6年経つけど、この圧倒的なエネルギーレベルの塊にいまだに出会ったことがありません。正直言って断トツだと思う。この異常なチカラが楽天を作り上げた1つのコアだと思うと、深く考えさせられる


色々先日の会に参加して、当時を思い出すことも多かったので思い出しながら書き記したいと思います。

 

  • 新卒研修時代
  • 部署配属
  • 部署配属後
  • 最後に

 

新卒研修時代

 

2005年4月に入社して1か月は同期75名で研修を行います。前年の2004年新卒は20名もいなかったので、我々の代から採用人数が一気に増えました。PowerPointを触ったこともなかった私でも採用されました。


同期の中にはIT企業に入社するとは思えない、ITリテラシーが低い人間がまだちょこちょこいました。今では考えられないですね。ブラインドタッチ出来ない人多かったです。


研修は礼儀作法はもちろん、マインド、メンタル部分の研修も多かったです。


印象に残っているのはリンクアンドモチベーション社の1泊2日の研修で、企業からの課題をチームで解決して最終的に企業担当者にプレゼンしに行くという内容でした。


この企業担当役がリンクアンドモチベーションの社員なのですが、とにかく圧迫で新卒の我々を追い込んできます。怒鳴られたりもしました。


怒鳴られながらも、毎回プレゼンし、改善しを1日繰り返します。研修時間内にはどのチームも終わらず、初日はみんな終電やそのまま朝までいるチームもありました。ハードですね。


2日目に無事に全チームOKをもらうのですが、いきなり演技とはいえ強面のお怒り担当者と対峙する訳で最初はみんなビビる訳です。私もびびってました。


後日、2年くらい前にその時私と同じチームだった同期の女性と再開した際にその女性は完全にびびって言葉も出なかったのに私が一番最初に発言しこの人頼りになる!と思ってくれたそうです。


私はそこまでは全く覚えていませでしたが、責任感とリーダーシップが出ちゃったみたいですね。


全体を通しての研修の特徴はとにかく順位をつけることです。チームはもちろん、個人で結果が出るものも全て順位がつきます。


それこそ1位から75位までが出ます。そのためみんな必死です。この時から結果が全てというマインドが形成されます。


それが合わなかったのか、入社式から1週間経たないうちに辞めた同期がいました。今思えば合わない会社にずっと居続けるのは得策ではないですが、その選択はなかなか私には出来ないですね。


研修の締めくくりは「楽天市場を知っていますか?」というアンケートを法人から誰が一番多く獲得出来るかというものです。


もう少し先になると、楽天カードの入会を誰が一番獲得出来たか!というハードルが一気に上がるものになりますが、私の代はアンケートに記入をして答えてもらうというものでした。


各々行くエリアが決まっており、私は恵比寿でした。お洒落な街。


土日を挟んだ休み明けの実施だったため、それこそ意識が高く常に上位を狙うぞという同期は事前に下見を行うというものが多くいました。私は結局しませんでした。


上野のアメ横が有利だと言われながらもスタート。スタート直前の決起会でリポビタンDが配られ、みんなで飲み干します。その時の写真。私はどれかすぐ分かりますね。


 


恵比寿に降り立った私。まずは駅直結のアトレを攻めます。平日でそんなに人が多くない中、スーツの男がうろうろ。1階から上に上がっていこうとレディースフロアで早速アンケートを開始。


困惑するショップ店員、普通に対応してくれる方、上司に確認しないとと躊躇する方と反応が様々でしたがなかなか進捗が思わしくありません。


そんな中、同期全員が一堂に街に出てアンケートを取りまくる訳で案の定楽天へのクレームの電話が入ります。


今考えるとその事態が予想出来るのに、決行してしまう研修チームの決断が凄い。全員が見ることが出来るMLで、ここには行くななど情報が入っていきます。


そしてお昼のタイミングでの中間報告に目を通す。すでに上位との差は大きい。


普通であればここから燃え上がり、脳みそフル回転させ実行に移し見事に大逆転勝利!ですが、当時の私は心が折れてしまい、人生初という理由から諦めてスーツでバッティングセンターに行くという暴挙に出ます。


リフレッシュした後は頑張ってお店に飛び込みまくりましたが、時すでに遅し。結果は40枚程度で平均かそれ以下くらいに終わりました。


1位は120とか130くらいで大差で敗北。中には悔し涙を流しているものもいましたが、その当時の私は研修だからと自分に言い訳して少し冷めた感じでした。そんなこんなで1か月の研修が終わりました。

 

  • 同期も75名いれば、研修から目立つ人とそうでもない人が出てくる
  • 今思うとちゃんとやっておけば良かったと後悔しがち
  • 最初の取り組み姿勢は非常に重要
  • 結果で目立てば配属先にも影響が出る

 

部署配属

 

研修終わりに自身の希望配属部署を第1希望〜第3希望を書きます。私はこの部署に行きたい!という強いこだわりがなかったので、どこを書いたかも覚えていません。


そして後日同期全員が呼ばれます。部署の配属発表。さすがにドキドキします。順々に配属部署と名前が呼ばれます。


開発部門、楽天トラベル、楽天市場やみんなの就活、Infoseekなどなど。そしていよいよ私の名前が呼ばれます。


ターゲット株式会社 西谷 崇志

 

え、ターゲット株式会社って何だ?さらにみんな同期は最低でも2名なのに、俺だけ1人で配属?頭が真っ白になりました。発表終わりにみんなワイワイやっていますが、私だけ浮かない状況。


先輩が迎えに来てくれ、まずは部署に行き挨拶をしに行くことになります。ここから激動の新卒人生がスタートします。

 

 

部署配属後

 

前提として会社全体で新卒社員をみんなでサポートしよう、育てようという想いがすごく強い会社で、配属後に同じ部署の先輩が「業務メンター」としてついてくれます。

 

この業務メンターが2003年新卒入社で後に株式会社スノーピークの執行役員となる皆川さんです。


そして「マインドメンター」という困っていることや悩んでいることがなどがあればそれこそ何でも相談して良いというメンターさんもついてくれます。


マインドメンターさんは基本新卒2名をみていました。私は吉濱さんという本当に優しくて物腰の柔らかいまさに何でも相談出来る方に見て頂きました。


このマインドメンターという制度は日々なかなかハードな業務の中で非常に救われた制度でした。今でもとても感謝しています。


さらに各部署の役員や部長クラスの方がチームのTOPになり、○○チームという新卒を盛り上げていくチームが結成されます。そこに新卒が何人か入り、手厚いフォローを受けます。


今思えば業務で忙しい中、新卒に割いて頂いていた時間は非常に多かったと思います。感謝。


そして本格的な業務がスタートします。私の最初の業務は楽天市場に出店されている店舗様向けの広告を営業するというものでした。


楽天市場は1ショップに1名ECコンサルタントが担当となるため、直接店舗様にコンタクトは取れませんでした。そのため社内の同じフロアにいるECコンサルタントに我々の広告を提案して下さいという社内営業でした。


当時のECコンサルタント(通称ECC)は、本当に忙しそうで日中はずっと電話をかけ、電話が終わったと思ったらかかってきてという感じで話す暇がありません。


正直忙しい中、若造が広告提案して下さいと話しかけてくるのは迷惑だったと思います。


あまりしつこいとクレームが入るかもしれません。業務の邪魔で目標達成に影響が出る、なんてマネージャーに上がってしまえばもうやめてくれと言われてしまいます。


そうは言ってもこちらも毎日鬼のような上司に朝一で見込み数字と現在の進捗を報告しなければなりません。


その度に全然行動量が足りないし、提案も甘い。とお叱りを受けます。クレームにならないギリギリのラインを見極めて営業活動を行います。


毎日座席表をプリントアウトし、話した方にはチェックをつけて、必ず全員の方と1回は話さないと家には帰らないと決め、少しの隙を見つけては話しかけにいきました。話したい方を見ていると当然いつかは目が合います。


目が合った瞬間にその電話終わったら行きますと目で合図します。電話が終わった瞬間に駆け寄ろうとするとまた電話がかかってきて、無言で手で制されるなんてことはざらにありました。


日中は本当にみなさん忙しいのですが、さすがに夜8時くらいになると店舗様との電話も落ち着いてきます。そこを勝手にゴールデンタイムと呼んで20時〜22時は比較的ECCの方も少しの雑談に付き合って頂けたりするので、そこで特にコミュニケーションを図りました。


皆様大変なのは分かってますけど、俺もこわい上司に怒られるので営業せざるを得ないんですよ、とこの頃に上司のせいにしたり、分かってくださいよ〜という手法を憶えました。


転機が訪れたのは業務開始してから、1週間後くらいだったでしょうか。毎日ECCの方が朝礼を行っており、そこで数字の進捗や色々な案内がある中で我々の部署の発表タイムも設けて頂いていました。

 

今までは業務メンターの皆川さんが案内されていましたが、もうお前やれと急に言われ、私がご案内することになりました。


まずは新卒なので、元気に発表することと、広告のメニュー名をあまり覚えてもらっていなかったこともあり、覚えてもらえるようにメニューに紐付いたモノマネをしてみたりと、皆川さんとは違う切り口で西谷をしっかり覚えてもうおうと取り組みました。


ECCの方にお子さんが誕生したことをお祝いしてみたり、私の週末にこんなことがありましたと1ネタ必ず広告商品の案内前に仕込みました。


まだ1週間で皆川さんとは違い、ロジカルに広告商品の良さが説明出来なかった分、雑談タイムに皆様の近況やECCの部署の特徴、個人の特徴、担当店舗様の状況などなどお聞きし、仲良くなることも目指しました。


そうすることで徐々に朝礼で私の発表中に笑いが起きるようになり、忙しい日中でも相手してもらえたり、今までなかった広告の相談が来るようになりました。まずはファーストステップをクリアーしましたが、ここから売上に結び付けないといけません。


毎日朝礼で、現在の楽天市場の広告達成率、目標までの残額を確認します。これが達成されれば当月の広告を売る必要がなくなり、我々は未達成が確実となるため非常に重要な数字となります。


そして部署ごと、個人ごとの目標達成率を確認します。基本はまだ当月の目標が達成されていないECCの方が営業先となります。


ただ毎回まだ未達成の方ばかりとコミュニケーションを取ってもなんか失礼ですし、来月の目標もあるのでそこも見据えて来月の数字を追っている方とも進めないといけません。

 

この会社に入って今も感謝しているのが、マインドです。目標は常に高く、そしてその高い目標も必ず達成する、むしろ達成するのが当たり前という空気をずっと感じていました。

 

月末に発表される〆会(しめかい)というものがあり、そこでの各部署の業績発表は達成が当たり前なので、いかに自分達がすごい数字をやったかの品評会のようでした。逆に達成していない部署は格好悪いと新卒の私でも思わされるほど、達成が当たり前という意識を植え付けられました。


そんなこんなでようやく念願の初受注。皆川さんが部署や部門の全員が見れるMLに西谷が初受注しました!とメールを流してくれます。


それに多くの方が反応し、メールを頂けました。今でも鮮明に覚えています。売ったメニューは「Infoseekの梅雨特集5万円」でした。


我々の扱う広告商品は楽天市場外の広告です。Infoseekや楽天オークションなどの楽天グループの広告や社外の広告メニューが持ち駒となります。


そのため私もECCに提案してくれと楽天オークションやInfoseekの方から提案を受けます。私が動かないと彼らの売り上げも上がりません。責任重大でした。


苦戦が続く中、当時のターゲット株式会社の社長兼楽天株式会社執行役員の小林司さんからお話がありました。


現在お前が担当している部署の目標は厳しい。(完全に俺のせいです)

ただ5月の実績は6月に発表される楽天新人賞に結びついているので、こちらが最低限やって欲しい数字が達成出来れば、推薦してやるとのことでした。


引き続き目標まではハードルが高かったですが、楽天新人賞をもらえるチャンスはこの当時は1年に1回のみ。かつ部門から1名のみ選出なので、75名の同期のうち3名だけしかもらえません。


目立ちたがり屋の私が燃えない訳がありません。後日司さんからそういうとお前がやる気になるだろうと思っていたとまさに上手くコントロールされていたことが分かります。


激動の2週間が過ぎ、残り期限は1週間。そんな中、奇跡が起こります。着々と売上を積み上げ、個人の最低目標達成が少し見えてきたのです。

 

昔は目標達成すると天井から「目標達成!」という垂れ幕のようなものが下げられました。それが目立つのでどうしても成し遂げたかったです。月末は物凄い数の垂れ幕が天井から下がっていました。


同時に楽天オークションも当月の達成が見えており、残り5万円と耳にしました。やるしかありません。定価10万円の枠を5万円で良いから売ってくれと。


この頃にはもう気軽に相談できるECCの方もいて、その方に早速お願いに行きました。もう当月の個人目標は達成している方でしたが、その事情なら任せろと目の前で店舗様に電話をかけてくれました。


良い枠が定価の半分で手に入りましたというのと、その広告をやることでどれだけメリットがあるか、私から聞いた情報以上にご自身で考えたセールストークでご案内して頂きます。


その間わずか30秒。電話を切ったECCの方が私に向かってこう言います。


「決まったよ」


格好良すぎます。ECCの凄さを見ました、今でも鮮明に覚えています。楽天オークションにも貢献出来ました。


そしてその2日後、いよいよ大詰めです。この頃になると私の個人数字を気にしてくれるECCの方も増えており、
「達成した?」と聞かれることが多かったです。


とても頼りになるECCの方にまだですと伝えたところ、なんとそのECCの方がまだ達成していないECCの方のところに一緒に回ってくれ、「あんた、まだ達成してないんだから西谷君のこれ売りなさいよ」と言ってくれました。


この時は嬉しすぎて本当に泣きそうでした。その行為自体が嬉しかったです。


結果、最終日に見事に個人目標を達成することが出来たので、楽天オークションの方にも報告しました。その方はとても喜んでくれ、こう言いました。

 

「よし、西谷。この椅子の上に立て」

 

私はえ?と思いながら靴を脱いで椅子にたつとその方は応援団ばりにフロアに響き渡るめちゃくちゃ大きな声で

 

「05新卒の西谷が個人目標達成しました!!」


と言ってくださいました。本当に大きい声だったので、一瞬驚いている方も多かったですが、暖かい拍手が沸き起こりました。


恥ずかしかったですが、これも本当に鮮明に覚えています。この経験があるので、これ以降後輩などが初受注や達成などをした時はしっかりお祝いやおめでとうの言葉、握手などをするようにしています。された側は本当にしっかり覚えています。


激動の5月が終わり、いよいよ楽天名物の毎週月曜日の8時から行われる朝会で、楽天新人賞が発表です。


全社員がいる中での発表。受賞出来たのかは聞いていません。祈ります。


そしていよいよ私の部門です。

 

「ポータル部門 ターゲット株式会社 西谷崇志」


受賞出来ました。三木谷浩史社長から賞状を受け取り、握手します。楽天市場のECCの方からもお祝いの言葉を頂くことが出来ました。

 

受賞直後は俺も頑張ったしな、などと自分の頑張りを褒めようと思っていましたが、当然受賞するために司さんが西谷を受賞させるためにかなり推薦をしてくれたことを後日知ることになります。

 

今思えばそらそうですよね。多くの方に支えられていました。そして激動の5月が終わり、6月も頑張るぞと思っていたところにまた違う展開が訪れます。

 

それは司さんと夜2人で飲んでいた時の一言からでした。

 

「おい、西谷。楽天イーグルスの仕事してみるか?」


長くなったので、それはまたいつかの機会に。。

 

  • 新卒の頃の記憶は鮮明
  • 初受注や目標達成などは盛大にお祝いしてあげましょう
  • たまには新卒の頃の初心に返って業務を行おう
  • 熱量がすごい環境にいると自分も引き上げられる
  • 目標は高く、そして高い目標でも必ず達成するというマインド形成

 

最後に

 

急成長している会社の中に自分が身をおけたことは非常に良かったと思えます。確かに体や精神的に負荷はかかりましたが、振り返ればとても良い経験でした。激動のヒルズ時代を生きたみなさんも、楽しかった、良い経験だったとおっしゃっていました。

 

ただ私はその環境を耐えて今があるからこそ言える言葉であり、中にはその環境に耐えられずに去っていった仲間もいます。そのため一概に自分と同じ体験をした方が良いというアドバイスは出来ません。

 

今でこそ働き方改革という流れがありますが、その人その人に合った働き方は必ずあると思います。それを早く見つけられ一番自分の力が発揮出来る働き方が出来ることを切に願います。

 

  • 成功者の体験は成功したから振り返ると全て良かったと思える
  • 全て鵜呑みにしてはいけない